型紙の作成
 
リヤアンダースポイラーを例にしています。
 

 最初に取り付けようとしているパーツを車にあてがって、

 ちゃんと取り付けれるか、位置関係は大丈夫かを確かめておきます。

 パーツをあてがってみると、取付ステーに当たったりするネジがあるかも・・・

 正確な型紙を作るには、このようなネジは外しておきます。
 コピー用紙より少し厚めの紙をパーツ取付位置より大きくカバーするように

 セロテープ等を使って車に貼ります。

 この紙の上にパーツをあてがっていくので、特に上側はずれたりしないように
ガッチリ貼っておきます。
 紙を貼った上からもう一度パーツをあてがいます。

 この時、パーツの外周にはマスキングテープを貼っておくと
傷や汚れが付かないようにするための保護になります。

 ボディ側に既に取付用の穴があるところは、ネジ止めするなどして

 あてがったパーツがずれないように仮止めします。
 
 パーツの外周ラインに沿って、鉛筆で線を入れます。

 ここで引く外周線はあとで切り取り線になるので途切れたり
ずれたりしないよう、丁寧にはっきりと書きます。

 紙に線を引き終わったらパーツを仮止めしたまま、破かないように剥がします。
 今度は油性の細いペンを使ってバンパーに直接位置決めの印を入れます。

 油性ペンは後からコンパウンド等で消せるので心配はいりませんが、

 画像のようにポイントごとに短い線を入れると良いと思います。

 印を付け終わったらパーツを外しておきます。
 パーツの外周線を書き込んだ紙を線に沿って切り取ります。

 この段階で型紙の仕上げになっているので、丁寧に切り取ります。
 切り取った紙をパーツの裏から当てて、上側の外周線とズレがないか
確認します。

 ズレていたらここで修正するか、もう一度作り直した方が安心です。

 ズレがなければ、パーツと紙の位置をあわせ、セロテープ等で止めます。

 赤丸で囲ったボルトの取付部や差し込みベロの形を紙に移します。 

 赤丸で囲ったボルトの取付部はこのようになっています。

 紙の上からこの部分を指で押して形を写したり、
鉛筆等で擦ったりすると良いと思います。 
 穴の位置を写し取ったら、破かないようにテープを剥がします。

 写し取った穴の位置を鉛筆でなぞって位置を確定させてから
穴の正確な中心を決めてマジックで印を入れます。

 印を付けた中心を基準にして、使用するボルトの太さにあった穴を書きます。

 最後にカッターナイフで丁寧に穴を切り抜きます。

 これで型紙は完成です。
 車にマジックでつけておいた位置決めの印に合わせて、
出来上がった型紙を貼り付けます。

 これで車側に穴を開ける位置をマークしていけばOKです。

 型紙は裏返すと反対側にも使えるので破いたりしないようにしましょう。

 また、その他のネジ穴は表から見えるので、パーツを仮当てしながら
直接位置決めのマーキングをすると良いと思います。
大体の位置決めで良いから
もっと簡単に位置決めしたい方は・・・
 何でも良いから、もっと簡単に済ませたい方には

 鈑金屋さんが実際に使うテクニックを・・・

 パーツを仮当てしてみて、邪魔になるネジ等を外しておきます。
 パーツの裏側にボルトを固定する部分があるので確認します。

 ここのボルトは位置決めの際に外してあるはずです。
 このボルトを固定する部分全てに木工用ボンドやコーキング材を
ほんの少し、適量塗ります。 
 そのまま、位置をずらさないように、パーツをボディにあてがいます。

 すぐに位置をずらさないようにパーツを外すと・・・

 先程パーツに塗った木工用ボンド等がボディに付いているはずです。

 これを目印にして穴を開けます。

 でも、私たち素人にはちょっと危険な「賭け」になりますので注意!



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