ETC取り付け

 今回、スポンサーから「自分での取り付けは不可、プロに任せて動作確認をしてもらうこと」と条件を出されています。

 最初は「ZAPが住んでいる街の電装屋に代行取付させる」と言われたのですが、全く知らない人に自分の車を触られるなんて恐ろしくて断っていました。

 結局、離れていてもよく知っているところの方が良いので、スポンサーがETCを注文した電装屋さんの本店まで足を運びました。

 実は取り付けに行くまで、自分の車にどのメーカーのどの機種が付けられるのか全く知らなかったんです。

 「アンテナ分離タイプが欲しいなぁ」とは言っていたんですけど・・・(笑)

 行ってみるとデンソー製DIU-3500をセットアップしてありました。
 この機種はアンテナ分離型・音声タイプで、扱っているモノの中で一番良い物みたいでした。

 本体には2つのボタンが付いていて、1つは音声のボリューム、もう1つは履歴ボタンで、押すと使用履歴を読み上げるみたいです。
 電装屋さんが取付の準備をしている最中に撮影。

 取付課程の撮影のため、外での作業です。

 本体は運転席コラム下のインストアンダートレイ(ハンドル下のポケット部)に納めることにしました。
 インストロアドライバーパネルを取り外して、配線を通すための穴を開けたところです。

 この穴は配線やアンテナ線を痛めないように、ホールソーで遠慮無く大きめの穴を開けました。

 さらに切り口はカッターナイフと紙ヤスリで面取りしてもらいました。
 付属の取付説明書には、オーディオ用カプラーの付近から電源を取り出すように指示されていましたが、プロが言うには、「分岐していった末端の細い線から電源を取るのは×」とのことでした。

 何でも、自分で取り付ける人は無理せずにオーディオ用カプラー付近からで良いけど、プロの仕事としては出来るだけ電源やイグニッションスイッチに近いところから取って、どんどん分岐した後の末端の細い線を使わないようにしないとダメとのことでした。

 今回はヒューズボックスを取り外して裏の配線から電源を取り出していました。
 電源の話をしているうちに、ETCに付属の配線をいきなりブツブツ切り出しちゃいました(驚)

 ここでまたプロのお話ですが、画像のようなスプライスは接触不良の原因になるから、コレも×だそうです。

 取り付け時にちゃんと通電していても、いつ不具合が発生するか解らないらしいです。

 実際、後から不具合が出たら最初にここを疑うくらいだそうです。
 それで、どうやるのかなと見ていたら・・・

 ニッパーでメインハーネスの配線をむきだした!?

 しかもここにETCに付属の配線を巻いて結びつけている!?  おいおい・・・ まさか・・・
 と思っていたら、プロの技炸裂!! 仕上げは自作した結束パーツ(端子)でガッチリ結線していました。

 このワザをご覧になりたい方は管理人にメールしてください。

 画像の方が今回作業をしてくれた「プロ」です。 この方、実は幹部でよほど難しい仕事じゃない限り、普段は自ら作業することはないそうです。
 次にアンテナをフロントガラスのセンター上部に貼り付けてアンテナ線を取り回します。

 この車を購入時にディーラーがサービスで付けてくれた「リモコンエンジンスターター」のアンテナ線がピラー部を取り回す時にカバーとボディーの間に挟んだだけの状態だったので、一緒にボディに固定してもらいました。
 アンテナ線と電源のサブハーネスを接続したら、ETC本体を取り付けて完成です。

 ETC本体の取り付け用にブラケットらしき物が付属していましたが、それは使わずに両面テープで直接貼り付けました。
 これが、スポンサーからの条件であった「プロに任せて動作確認をしてもらう」ってヤツです。

 テスト用カードと動作確認信号の送受信機です。

 送信機からは2種類の電波を出して、ETCからの動作信号を受信しているみたいです。

 プロが付けたので、当然動作OKでした。
 
今回お世話になった電装屋さんは、北海道警察本部の救難対策車両の「ハマー」
大手バス会社やタクシー、大型特殊用途架装車両の電装を請け負ったりしているところです。
 



   TOPページに戻る